まず「太鼓判を捺す」はこういう意味ですね。
絶対に確実だと保証する。「品質については―・してもいい」
では「太鼓判」とは何かというと
太鼓のように大きい判。
とのこと。
要するにそれくらい大きなはんこを自信持っておせますよ、ということのようです。
その判には「安心」「確実」「大丈夫」などと書かれているのでしょう。
そんな書いてあったら余計あやしく見えそうだけど。
まず「太鼓判を捺す」はこういう意味ですね。
絶対に確実だと保証する。「品質については―・してもいい」
では「太鼓判」とは何かというと
太鼓のように大きい判。
とのこと。
要するにそれくらい大きなはんこを自信持っておせますよ、ということのようです。
その判には「安心」「確実」「大丈夫」などと書かれているのでしょう。
そんな書いてあったら余計あやしく見えそうだけど。
秋になると「木枯らし一号が吹いた」というニュースを聞きます。
まあこの時期に吹く風なんだろうな、ということはわかるけど、具体的には何なのか。
まず「木枯らし」は
木枯らし(こがらし)とは、日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象である。
木枯らし – Wikipedia
まとめると
で「一号」は木枯らしのうちその年最初に観測されたもの、ということですね。
これが吹くといよいよ冬になる。「木枯らし」とはなかなかシャレたネーミングです。
ちょうど「春一番」の逆かな。
ところで「木枯らし一号」って聞いたことはあるけどいまひとつ馴染みがないな、と思ったら
なお「木枯らし一号」は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)でしか発表されない
そういうことか。
ついでに知ったけど「木枯らし」は漢字一文字で「凩」とも書けるみたい。ちゃんと変換できた。
ボードゲームをやっていて「今ほくそ笑んでる人がいるんだろうなあ」などと発言したら「そういえば『ほくそ』って何だろう」という話になった。
さっそく手元の辞書に相談。
まずそもそもの「ほくそ笑む」の意味は
物事が思い通りの結果になったことに満足して,一人ひそかに笑う。
大辞林
物事がうまくいったとひそかに笑う。ほくそわらう。
広辞苑 第七版
ですね。
ちょうどゲームをやっていて、誰かのプレーによって自分が期待した状況になったときに心の中で「にやり」とするやつ。
では「ほくそ」とは何か。
「ほくそ」は「ほくそう(北叟)」の転で,「塞翁が馬」の達観した北叟(=塞翁)が喜憂いずれに対しても少し笑ったという故事によるともいわれ,「ほくそ」に「北叟」の字も当てられる
大辞林
思ってもみない人物が出てきた。「人間万事塞翁が馬」の塞翁。
塞翁が馬といったらあれですね、馬が逃げて不幸かと思ったらその馬が別のいい馬を連れてきて幸福かと思ったら息子がそれに乗って落馬してケガをして不幸かと思ったらそのおかげで兵役を免れてよかった、というお話ですね。
ええこととよくないことは裏表だし何があるかわからんよね、という意味だと思ってるんだけどあってますか。
良くないがあったら「これが福につながるかもしれんよ」と言い、良いことがあったら「これが災禍につながるかもしれんよ」と言う、何か達観した感じのこの人が塞翁 == 北叟(ほくそう: 北の方のおじいちゃん)として出てくる。
なるほどそういう人が何があっても少しだけ笑う、という話から「ほくそ笑む」になったというのは何かわかる気がします。
ただ「一説に(広辞苑)」「ともいわれ(大辞林)」とのことで、例によって「諸説あり」ですけども。
ご存じ元気ハツラツ!オロナミンCですが、聞き慣れたこの商品名の「オロナミン」とは何なのか。
大塚製薬の「よくあるご質問」ページにありました。
大塚製薬の看板製品であったオロナイン軟膏とビタミンCを豊富に含んでいることを踏まえて、ネーミングしました。
「オロナミン」の「オロナ」は「オロナイン軟膏」の「オロナ」だった!
「オロナ」イン軟膏とビタ「ミンC」か。これは知らなかった。
そうなると次の疑問。オロナイン軟膏の「オロナイン」とは何か。
こちらも大塚製薬の「オロナインヒストリー」にありました。
アメリカのオロナイトケミカル社が新しい殺菌消毒剤を開発した、これを使ってみないか・・・。
オロナイトケミカル社が開発した殺菌消毒剤から作ったから、その名の一部をとって「オロナイン」でした。
The Oronite brand name, derived from Spanish reference to crude oil as “black gold”,
「黒い金 (oro negro)」で原油を意味するスペイン語から来ているとのこと。
オロナミンCの由来をさかのぼると原油にたどり着いてしまうんだけど、「オロ」の部分はスペイン語の「金」だった。
友人と話していて「あばよ」という言葉を久しぶりに聞いたんだけど、そもそもこれはどこから来た言葉なのか調べてみた。
結論から言うと「諸説あり」としか言いようがない感じ。
まずは Mac の Dictionary.app に入っているスーパー大辞林から。
〔「さあらばよ」「さらばよ」のつづまったもの〕
別れの挨拶(あいさつ)の言葉。「さようなら」よりくだけた言い方。
だそうです。
続いてウェブサイト由来・語源辞典から。
「さらば」をまねた幼児語「あば」「あばあば」の「あば」に終助詞「よ」がついたものとされる。
他の説も載ってるんだけど「ものとされる」って言ってるからここではこの説を採ってるんだと思います。
ところが語源由来辞典ではこれが否定されていて
あばよの語源には、「あばあば」という説もあるが、「あばあば」はあばよの幼児語として使われていただけである。
「あばよ」が先にあってそれが「あばあば」になったんだから順番が違う、とのこと。
こちらの説では
最も注目されている語源は、「按配よう(あんばいよう)」の略語という説である。 「按配(あんばい)」は「体調」の意味で近世から使われており、あばよも近世から使われている言葉であるため、意味と語形の両面からみて、この説が妥当とされている。
「按配よう」が妥当とされているようです。
けどまあどれも「有力」だったり「妥当」だったり「注目」だったりして、「これだ!」と断言するのはなかなか難しそう。
他の説が見つかったりどれかが確実になったりしたら追記すると思うけど、今日のところはここまで。
あばよ。
そもそも1週間はなぜ7日なのか。
曜日(ようび)とは、七曜(7つの天体)が守護するとされる日のことをいい、曜日が循環する7日の組の事を週と呼ぶ。
とのことでいきなり答えは出たんだけど、この「七曜」に含まれる7つの天体ついてはこちら。
七曜(しちよう)とは、肉眼で見える惑星を五行と対応させた火星・水星・木星・金星・土星と、太陽・月(陰陽)を合わせた7つの天体のことである。七曜星とも言う。
天球の動きとは独立して動く天体が肉眼で7つ確認されていて、それらは世界各地で神々に通ずる特別な存在として扱われたわけですね。
これら七曜が順番に一日を守護していると考えられ、七曜のうちのある天体が守護する日を「曜日」と呼んだとのこと。
「1週間はなぜ7日か」というより、7日間をひとサイクルとする考えがあって、そのサイクルのことを週と呼んでいると考えたらいいのかな。
曜日の順番がおもしろくて、最初は天球上の動きが遅い(=地球から遠い)順に、土星から始まり月で終わる
つまり土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月の順番だった。
それがやがて土星、太陽、月、火星、水星、木星、金星という、現在知られている順番になったみたい。
「週の始まりは何曜日か」がよく議論の対象になるけど、起源から考えたら1週間の始まりは日曜でも月曜でもなく土曜ということになるのか。
医療ドラマなんかを見てるとよく「サチュレーション」という言葉が出てくる。
手術中に「サチュレーションは?」とか「先生、サチュレーションが下がってます!」とかそういう感じで。
サチュレーションとは、酸素飽和度のこと。血液中に溶け込んでいる酸素の量であり、%で示される。健康であれば99%近くの値になるが、呼吸器官に異常があると、体内に取り入れる酸素が減ってしまうため、サチュレーションは低下する。
とのことで、血の中の酸素の量のことでした。手術中に酸素の量が急激に低下したら大変ですね。
そもそも英語の saturation がこういう意味で
1. 浸透,浸潤.
2. 【化学】 飽和(状態).
3. 【光学】 (色の)彩度.
4. 【陸海軍, 軍事】 集中攻撃.
この場合は2番かな。画像を編集するときには3番の意味で使いますね。